八工掲示板(令和2年度)

美術 ―授業作品のご紹介―

2020年12月22日 11時22分
1学年

以前こちらでご紹介した美術の作品について、完成したものをご覧いただきます。
今年度は、工業祭が代替行事に代わり、保護者や地域の方々に作品を見ていただく機会がありませんでした。
来月実施予定だった、南予地区高等学校美術・工芸、書道展も新型コロナウイルスのため残念ながら中止です。
作品は、一人でも多くの方に見て触れていただいてこそ価値が生まれます。
直接とはいきませんが、写真を通して生徒たちの表現活動の様子を知っていただけたらと思います。
さて、写真の作品3点は、それぞれ本校の校歌の歌詞を表現したものです。
校歌の歌詞を読んだりCDを聴いたりして、色や形を想像し、4~5人のグループで一枚の紙に表現していきます。
歌詞から具体的なキーワードを拾って形にしてもいいですし、色や形に置き換えて抽象的に表現してもかまいません。
いわゆる、音楽PV(プロモーションビデオ)の静止画バージョンといった感じです。
色紙を自分たちで染めるところから取り組んでいるので、既存の折り紙や画用紙などでは出せない豊かな色彩です。
作品の厚みは3ミリまでと決めています。
紙を細かくちぎって何度も重ねる、ねじって造形する、接着用のボンドをニスのように塗るなど、各グループで工夫していました。







































ちなみに、1番の歌詞にある「彩雲(あやぐも)」は、どのような雲かご存じでしょうか。
彩雲は、太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象(Wikipediaより引用)です。
本校新任の私も、校歌を読み解く中で初めて言葉の意味を知りました。
授業も後半に入ると、鼻歌で校歌を歌いながら作業する生徒も見られました。
式典では校歌のCDを放送するだけで、実際に歌う機会が皆無だった1年生。
これで、少しでも校歌が身近なものになれば幸いです。