八幡浜市人権・同和教育研究大会
2025年2月17日 09時32分2/15(土)、八幡浜市人権・同和教育研究大会が開催され、本校からもPTA役員の方と教職員が参加しました。
午前中の分科会は発達年齢や施設ごとに3つの会に分かれて報告と研究協議が行われました。どの発表でも、子どもの主体的な意見や行動を引き出す実践的な研究や地域との連携方法や成果について、発表の方々が熱心に活動されてきた様子がひしひしと伝わってきました。また、大人が子どもに「教える」「正す」のではなく、「共に考え、気づき、行動する」ことで、人権の輪が広がっていることが分かりました。だれにでも平等に人権があり、それを互いに尊重することの大切さを再確認できました。
午後からの全体会では、人権尊重作文の発表や講演がありました。人権尊重作文については、本校1年機械土木工学科の福岡さんの作文が当日配布された人権尊重作品集に掲載されています。「生きる」という大きなテーマについて、自分の幼い頃からの経験を振り返り、自分なりの生き方について素直に綴っています。
最後の講演では、お笑い芸人のスマイリーキクチさんが講師として登壇され、自己のネット被害の経験から、誰もがなり得るネット被害・加害について詳しくお話しいただきました。SNSやインターネットゲームを通じての被害や事件が増加していることについて、子どもが大人に相談できる機会の減少を挙げておられて、はっとしました。ネット被害が起こらないことが一番ですが、何か困ったことが起きたときに、子どもが助けを求められる環境づくりも重要であると痛感しました。