八工掲示板(令和6年度)

美術部 八幡浜市美術館での鑑賞

2024年8月9日 16時03分
部活動(文化部)

本日(8/9)、美術部が八幡浜市美術館で開催されている展覧会の鑑賞活動を行いました。
この展覧会は、7月に1年生美術Ⅰの授業でも鑑賞したものです。

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授業で鑑賞した際は、描かれているものやパレットの絵の具の量・付き方に注目する生徒が多い印象でした。
今回、美術部と作品を見ると、
「この人は、パレットを毎回拭いて使っていたのかな。」
「ブロンズってこんな感じに仕上がるのか。」
「この葉っぱを描くのに何時間かかるかな。」
といった感じで、表現者の視点での発言がたくさん見られました。
特に油絵の筆遣いが印象的だったようです。
作品を近くで見ると1色の絵の具を数回に分けてキャンバスに置いていて、何かの形に見える訳ではありません。
しかし、画面から離れていくとそれが森に見えたり魚に見えたりします。絵の具の色と筆遣い一つで目の前に具体的なものや情景が広がっていく。
これこそが絵画の不思議でおもしろいところであり、プロの技術こそがそこにものや情景を見せているわけです。

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その後、学校に戻り制作活動を再開した部員たち。
作品から離れてどのように見えるか入念に確認していて、美術館での学びが生かされていることを嬉しく思いました。
今回も、お忙しい中作品についてご説明いただいた学芸員の井上様、本当にありがとうございました。

八幡浜市美術館